リズム・メロディ・ハーモニーは音楽に欠かせない3つの要素!
ようこそ!ブーです。
今日は、音楽にとって大事な3つの基本要素リズム、メロディ、ハーモニーを紹介します。
Rhythmリズム(拍子ひょうし)
音楽を聴いているときに、曲が進んでいることを感じられるものが拍(はく)です。
拍の中に存在していて子どもみたいなので、日本ではリズムのことを拍子と呼びます。
同じ音がずっと途切れずに鳴っているときには拍を感じませんが、
同じ音でも何回かに分かれて聞こえるときには拍が刻まれているのを感じとれます。
音を並べたときに、長さが一緒だったり違ったりすることによって音にスピード感がでるんです。
刻みが細かいほど速くて勇ましく元気な表現が出来たり、刻みが少ないほど遅くて悲しみや穏やかさの表現になるので、こういった原理が使われて作曲されます。
リズムの役割は、音楽に表情をつけるために音を細かく分けることなので、
もしリズムが無くて音が刻まれずに、ぼーっと鳴っているだけだとしたら、聴いている方は退屈しちゃいますよね。
感情を込めたくないし、表情も付けたくない!という場合には必要ありませんが、大抵の音楽はリズムをつけて音楽を表現しています。
Melodyメロディ(旋律せんりつ)
メロディはメインになる音楽の流れのことで、これが無いと音楽の内容が解りにくくなります。
それを作るには音とリズムが必要です。
↑この図↓は両方とも同じリズムですが、下のほうが音楽らしく感じませんか?
音が違うだけで表現の幅も増えるんです。
これがメロディの仕組みで、音とリズムが一緒になることによって音楽の進む速さが決まったり印象的な部分がでてきます。
メロディはリズムによって流れと区切りができ、その1個づつの単位として、長かったり短かったり様々ありますがフレーズと呼ばれます。
1つだけじゃなくて何個も連続させるので、曲として出来上がるんです。
日本ではフレーズのことをさらに「Aメロ、Bメロ、サビ」など、上手く分けて表現しているんです。
印象的なフレーズがサビで、それ以外は~メロ(メロディの略)と呼ばれます。
歌やソロ楽器などは音楽の中でわかりやすいメロディの典型です。
Harmonyハーモニー(和音わおん)
ハーモニーはメロディが無いと成り立ちません。
メロディという基準にきちんと寄り添って、複雑に重なり(お団子さんの状態などで)楽譜に配置されています。
メロディと同時に進み重なることによって、音が「緊張」状態になったり、緊張が解けて「解決」したりします。
それは音に順番があるからです。
音の順番は、基準の音がどこにあるかで決まります。
ハ長調(ドの音が基準)の場合
このときはドの音が安定状態になり、それ以外の音は不安定になります。
そうなると、不安定な音に行ったあとには安定した音に戻りたいという欲求が生まれます。
これが音の「緊張」状態です。
だからと言って、急に安定した音に戻るのではなく、据わりのいい音を経由してから戻るのが耳にも心地よく、音が上手く「解決」します。
それを上手くアシストするのもハーモニーの役目です。
ハーモニーは音楽に広がりを持たせるためのもので、本来は「調和」という意味を持っています。
ハーモニーがあることによって音に厚みが増し、音楽にメリハリが付いてより深い響きになるんです。
メロディの良さを壊すことなく、存在している音は「調和した音」なのでハーモニーと言えます。
どれが抜けても成り立ちません。
リズムだけでは音を楽しめないし、メロディだけでは音楽に深みが出ず、ハーモニーだけでは曲にまとまりが無くなってしまいます。
どれか1つでも抜けたら音楽として成り立たないんですね。
それを上手に操る作曲家は、スゴイ存在なんだなぁ。