楽器の基礎練習について。【準備編】
ようこそ!ブーです。
今日は、「楽器の基礎練習について」紹介します。
基礎練習と言っても、楽器それぞれにやる事が違ってくるので、細かく分けることにしました。
今回は【準備編】です。
あくまでも個人的な意見ですので、参考程度にご覧下さい!
何のために基礎練習するの?
「基礎練習ダルイなぁ…。早く曲を弾きたいのに…。」と思っている人、多いのではないでしょうか?
まさに、ブーもその1人ですが、基礎練習というものは音楽をスムーズに演奏するための準備なので、実は凄く大事です。
基礎練習のおかげで、楽器であれば良い音が鳴るときの特徴や曲に使われている基礎フレーズなど「技術面のコツ」が知れますし、声楽(歌)であれば「声の出し方のコツ」も解るようになります。
それに楽器の基礎練習は、運動で言うところの準備体操なので必要な事なんですよ。
運動するときに、まったく準備もしないで「フルスロットル・全開の力」で運動すると怪我をしてしまいますよね。
音楽の場合、準備運動(基礎練習)をしなかったからと言って怪我をしたりはしませんが、こういうことは起こります。
- 指が滑らかに動くように温めておかないと、指がもつれて上手く弾けない。
- ロングトーン(音を長く保って演奏する)などの練習で呼吸を整えておかないと、演奏中に音がブレてしまったり、息が続かなくなって音楽が止まってしまう。
- ピアノ以外の楽器は音を合わせたり調節をしておかないと、音楽が成り立たない。曲の印象が壊れてしまう。
- 声楽は発声練習などで温めておかないと、喉を痛めてしまう。
どれも演奏中に起こってしまうと大変困りますよね。
キッチリ準備しておかないと演奏に支障が出てしまうので、基礎練習が大事ということなんです。
楽譜や教本を使う
普段どのように基礎練習をしているでしょうか?
大抵の場合は、基礎の練習方法が書いてある楽譜や教本を使っていると思います。
管弦楽器だったら、ロングトーン、音階=ドレミファソラシドなどの基本的な音の並び、アルペジオ=分散された音の並び、音の跳躍=ピンポイントに音から音へスムーズな移動をするためのフレーズ、細かいリズム・メロディなどが書いてある各楽器専用の教本。
打楽器であれば、音階、アルペジオ、音の跳躍、細かいリズム・メロディなどが書いてある教本。
声楽は、コールユーブンゲンやコンコーネなど専用の教本。
ピアノの場合、ハノン・バーナム・バスティンなどの教本や、ツェルニー・ギロック・ショパンなどの練習曲集などが上げられると思います。
音楽教室や個人レッスンに通っているのであれば、先生に従って楽譜や教本を使わなければいけない場面も出てくるでしょう。
なぜなら、音楽科のある学校では「教本に載っている基礎」を実技テストなどで演奏することがあるからなんです。
なので面倒くさがらずに取り組まなくてはいけません。
楽譜や教本は、普通の本屋さんには置いていない場合が多いので、先生に聞いてみたり、楽器屋さんや音楽専門店で探してくださいね。
楽譜や教本を使わないという選択肢、「苦手」を探そう!
個人的に言わせてもらうと、音楽科のある学校に通わないのであれば「基礎練習用の楽譜や教本を使わなくて良い』と思います。
それは『基礎練習が面倒くさい。練習曲は退屈』と感じて、練習自体が苦痛になってしまっては意味がないからです。
基礎練習の目的はあくまでも音楽をスムーズに演奏するための準備なので、そこで嫌になってしまっては先に進めません。
だからと言って、好き勝手に・得意な部分だけを練習しても絶対に上達しないので、まずはシッカリと「自分の苦手な部分を探す」ことが重要になります。
苦手な部分が見つかったら、次に自分のポテンシャルを上げる練習方法を考えてみましょう!
ブー(ピアノ)の場合は、好きな作曲者の曲で「苦手なフレーズが出てくる曲」や、細かいリズムなどが出てくる「指の練習になりそうな曲」を選んで弾いています。
好きな曲なら、どれだけでも弾けるので良い練習になるんですよね。
他の楽器もこの方法が使えるので、苦手な部分が克服できるかもしれません。
声楽の場合は、発声練習をシッカリやって、好きな楽譜の苦手なフレーズをシッカリ理解する事が良いでしょう。
それに、基礎練習で『自分が苦手な部分を理解して弾ける』と、ミスが少なくなって良い演奏につながりますよ。
練習も楽しもう
何と言っても『今から基礎練習するぞ』という心構えがなくては、中身のない練習になってしまいますし、ただ淡々とこなすだけでも意味がありません。
どこをどんな風に直すためにその基礎を練習するのかを考えること。
そして自分に合った練習の方法で有意義な練習にしましょう。
音楽は楽しみながら技術を磨くのが良いと思うブーなのでした。