ブー先生の音楽教室

学校では教えてくれない、音楽のことを書いています。

羽生結弦選手とショパンのバラード。

ようこそ!ブーです。

 

今回は、フィギュアスケート羽生結弦選手と、彼が世界最高得点を叩き出したショートプログラムで使用したショパンのバラード1番という曲について語らせてもらいます。

 

えっと…、選手自身や曲の紹介ではなくて、羽生くんがこの曲を使ったことに対する感想のようなものである事と、ずいぶんと前の話題なのであしからず!

 

 

 

 

羽生選手ってスゴイ!

羽生選手といえばオリンピック2連覇のメダリストということや、その恵まれたルックス、自分に対してはストイックであるのに他人に対しては慈愛に満ちている素晴らしい人柄によって、多くのファンがいるトップアスリートとして知られているのではないでしょうか?(くまのプーさんが大好きという可愛いギャップもあるしね、笑)

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その人気に加えて、2020年2月4日~2020年2月9日に行われた四大陸選手権で優勝したことにより、フィギュアスケートの主要な大会の完全制覇(他のスポーツで例えるとグランドスラム、フィギュアではスーパースラム)という前人未到の偉業を成し遂げたわけであります。ほんまもんのスーパースターです!

 

フィギュアスケートの主要大会は

  • オリンピック
  • 世界選手権の優勝
  • グランプリファイナル
  • 四大陸選手権もしくは欧州選手権
  • 世界ジュニア選手権
  • ジュニアグランプリファイナル

という風になっており、この中でジュニア大会以外の4タイトルを制覇するとゴールデンスラム、ジュニア大会とオリンピック以外の3タイトル制覇でグランドスラムと言います。

 

羽生選手はジュニア大会の優勝はもちろん、ソチオリンピックを制した同年である2014年にはすでに3大会の優勝を成し遂げているので、なんと6年も前からスーパースラムに手が届く状態だったわけですね。

 

4年に1度しかないオリンピック(ソチ大会と平昌大会)では、先ほど書いたように2連覇を成し遂げていたにもかかわらず、毎年行われているハズの四大陸選手権はコンディションなどの問題があり、長年かけてやっと取れたタイトルなのでした。

 

何にでも言えることですが、スポーツって努力だけではなく運も必要なんだなぁと思いました。

 

 

 

 

フィギュアスケーターと音楽との相性

フィギュアスケートはスケーティングの技術だけではなく、芸術性も求められるスポーツなので、「音楽=曲選び」も重要になってくると思います。

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ブーの勝手なイメージですが、羽生君にライバルだと言わしめた町田樹選手は硬派だけどいい意味で型破りなベートーヴェンのイメージだったり、

後輩の宇野昌磨選手は見たことのない独創的で卓越したスケーティングなのでドビュッシーラヴェルをイメージをしたり、

先輩の高橋大輔さんはステップが凄いのでクラシックに限らず現代曲やロックとかも似合うイメージだし、

同じく先輩の織田信成さんはコミカルな中にも技術が光るスケーターなのでガーシュウィンなんかがピッタリだと思うんですよね。 

 

こんな風に選手それぞれに合う音楽のジャンルや曲調がありますが、どんな曲が合うかなんて自分ではわかりにくいだろうし、曲を演技の時間に編集したりするのも相当大変な作業だと思います。

 

そんな中でも、繊細だけどダイナミックな羽生選手にはやっぱりショパンがよく合っているので、1回他のシーズンで滑っているとはいえ四大陸選手権という因縁がある大事な大会で使用するには本当に良い選曲だったなぁ…と、感心しました。

 

 

 

 

ブーが解せない編曲に…

上に書いたようにとっても良い選曲だったとは思うけど、結論から先に言わせてもらうと、編曲具合がいささか納得がいかないんだなぁ…。

 

その世界最高得点を叩き出したショートプログラムで使用した曲は、ポーランド出身の作曲家「ピアノの詩人」と呼ばれるFrédéric François Chopinフレデリック・フランソワ・ショパンの【Ballade No.1 in G minor Op.23 バラード第1番 作品23番 ト短調】、簡単に言うと「ショパンのバラード1番」というピアノ曲です。

 

下に載せている動画が原曲なのですが、羽生くんヴァージョンはブーの大好きな部分(↓動画の2:48位から7:12あたりまで)が丸々カットされているんですよね。

 

ぜひ聴いてみてください!


Chopin Ballade No. 1 in G minor, Op. 23 Rubinstein

 

繊細な中にもショパンらしい芯の強さが感じとれる名曲ですよね~。

 

解せない編曲になった理由としては、ブーが好きな部分がフィギュアを演技する上では拍が取りにくいし、ショートプログラムで使うには曲の時間が長いからカットせざるを得ないためだと思います。

 

 

下の動画は2020年の四大陸選手権でのショートプログラムです。聴き比べてね。↓


2020 Four Continents Championships SP Yuzuru Hanyu - CCTV

 

羽生君ヴァージョンも結構人気だし、何より演技が素晴らしい!

 

それにフィギュアスケーターの方々は音楽を主体として活動していないですし、曲を選ぶのも、選んだ曲を演技の時間に調節するために編曲することも大変なことだと思います。

 

でもね…、歌で例えると「Bメロとサビ抜き」に相当する編曲なんですよ!

 

この曲を知っている側からすると違和感というか、『この後が素敵なんだよね~。ワクワク!』という気持ちからのばっさりカットなのでガッカリしちゃったわけで…。

 

好きな曲だからこそ、どうしてもこの解せない気持ちをみんなに知ってもらいたかったんだーい!

(終わり!) 

 

 

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