ストレス発散のために、色んな種類の太鼓を頭が狂うくらい思いっきり叩きたい。
ようこそ!ブーです。
今日は、狂ったように太鼓を叩きたい衝動にかられたので、どれが1番ストレス発散に向いているか、太鼓の種類と特徴を調べました。
そもそも太鼓ってどんな楽器?
木で作った枠に動物の皮などを張り、その皮を紐や鋲で枠にしっかりと固定します。木の棒などや手で叩いて音が鳴れば太鼓の完成です。
太鼓はすごく古くからある楽器で、ほとんどが自然のものを使って、しかも簡単な構造で作ることが出来るので、世界各地に幅広く分布しています。
太鼓の分類
太鼓の音が鳴る仕組みは体鳴楽器の中の膜鳴楽器という種類で、演奏の仕組みと楽器の種類は打楽器に分類されます。
体鳴楽器とは楽器自体から音が鳴る楽器のことです。
その中でも太鼓は膜(動物の皮など)が張られていて、それが鳴るので膜鳴楽器となるんです。
打楽器は、手やマレット(ばち)などで打ったり叩いたりして演奏する楽器です。
さらに太鼓は胴という本体の部分と膜の枚数など、構造上の違いによっても細かく分けられます。
- 胴が無く枠のみで膜が1枚の太鼓。胴がなく、円形の枠に1枚だけ膜を張ります。仏教で使われる団扇太鼓など。
- 片面太鼓、筒状の胴の片側1方に膜を張る太鼓。タンバリン、コンガ、ボンゴなど。
- 両面太鼓、筒状の胴の両側に膜を張る太鼓。一般的によく目にする太鼓でドラムや和太鼓に多いタイプ。
- 片側しか膜を張る部分がない太鼓。胴が半円形のような太鼓なので、開いている部分にしか膜が張れない構造。ティンパニやタブラなど。
太鼓の種類と特徴
ドラム
一般的に「たいこ」と呼ばれるもので、演奏には基本的に手やバチなどを使いますが、曲によっては色んなもので叩けるので1番自由が利く太鼓と言えます。
スネア・ドラム、トムトムまたはタムタム、フロア・タム、バス・ドラム、コンサート・トムトム、コンサート・バス・ドラム、テナー・ドラム、ティンバレス、スルド、など。
ティンパニ
半円形の大きな太鼓です。
足元にあるペダルなどで音程を明確に変えられて、キャスターが付いているので運ぶことも出来ます。
基本的にはバチで叩きますが、曲によってはマラカスなどで叩いたりするので、わりと自由な楽器です。
タンバリン
手や体で叩いたり振ったりして演奏する片面太鼓です。
短い胴の片側にヘッドと呼ばれる膜を張って、周りにジングルという小さなシンバルが付いているのが特徴です。
タンボリン
ブラジルで使われる胴が短い、小さな片面太鼓です。
片手で持って短めのバチで叩き、膜を内側から指で押して音程を変えることもできます。
名前が紛らわしいですが、タンバリンとは違う楽器です。(笑)
パンデイロ
ブラジルのサンバなどに使われる楽器でタンバリンとほぼ一緒ですが、こちらはジングルの音が小さく、リズムを刻むのに適しています。
フレームドラム
1番古い太鼓で、世界各国に広まっています。
円形の短い胴にフレームの片側だけ皮が張られた片面太鼓で、タンバリンの仲間です。
コンガ
ボンゴ同様キューバ発祥のラテン音楽に欠かせない片面太鼓で、音の高さによって名前が変わります。
音が高い順、レキント→キント→コンガ(セグンド)→トゥンバドーラです。
高さの違う太鼓が2個以上で1セットですが、長い樽型の胴を持っていて、幅も大きいので場所を取るし、立って弾くか背の高いイスに座って演奏しなければいけません。
主に手で演奏しますが、バチを使うこともあります。
ボンゴ
コンガと同じく、キューバ発祥のラテン音楽に欠かせない片面太鼓で、大きさの違う太鼓が2個で1セットです。
座った足に挟める大きさで、胴の長さも中くらいなのであまり大きくはありません。
手やバチを使って演奏します。
ジャンベ
西アフリカ発祥の片面太鼓で、木を削っただけの胴に羊の皮をロープで括り付ける原始的なものから、合成素材で作られたものまであり、手で演奏します。
トロフィーのような形が特徴的です。
クィーカ
サンバに使われる珍しいタイプの片面太鼓で、いっさい叩きません。
膜の真ん中には竹串(竹ひご)が垂直に刺さっていて、それを濡れた手や布でこすって振動させることで音が鳴ります。
紙コップとタコ糸があれば似たようなものが作れますし、他の片面太鼓に吸盤などで竹串を付ければ即席クィーカの完成です。
外側から膜を押して音程を変えることが出来るのも特徴ですが、1番は音が面白いことだと思います。
NHK教育テレビ「できるかな」でお馴染み、ゴン太くんのウホ!ウホ!という鳴き声はこの楽器です。
ロート・タムまたはロート・トム
胴が無い、枠と膜(ヘッド)だけの現代的な太鼓です。
枠を回転させることで膜の張り具合が変わり、音程の調節が出来ます。
ドラムセットと一緒に並べて使うことが多いです。
オーシャン・ドラム
短い胴で、膜は両面・片面どちらもありの擬音楽器で、内側に豆などを入れて揺らすことで波の音を再現します。
中にものが入っているだけなので、普通の太鼓のように叩いて演奏することも出来ます。
タブラ・バーヤ
インド発祥の楽器で、タブラは木の胴で高音が出て、バーヤは銅や真鍮の胴で低音を担当します。
仏具のリンのような形なので安定させるためにクッションを下に敷き、手を限界まで使って演奏します。(見ているだけで手がつりそう)
独特な響きを持っていて、音程を変えられるのも特徴です。
和太鼓
日本の太鼓の総称で、楽器自体は音がよく響き余韻が残ることが特徴です。ばちで叩くものを太鼓、手で叩くものを鼓(つづみ)と呼び分けます。
構造は胴の中央部分がふくらんだ円筒の形(ビールやワインの樽状)をしていて、枠に膜が張ってあり、他の打楽器に比べて強度が高いです。
長胴太鼓
胴は木をくり貫いて作られていて、両端に鋲で直接皮が張ってあるものです。
一般的な大太鼓のことで大きくて重たいですが、お祭りや神事などに使われます。
平胴太鼓
長胴太鼓に対して胴が短いですが、構造の違いはそれだけで、音色は遜色なく音の大きさも同じ位です。
短い分だけ軽くて価格も安く、扱いやすいですが、音の伸びと余韻は少ないのでそこを考慮して使わなければなりません。
桶胴太鼓
胴は、桶のように木の板を寄せて作られます。膜は紐を組んで締めるタイプです。
大太鼓にしては比較的軽めで担げるものもあり、青森のねぶた祭りなどで使われます。
附締太鼓
皮を紐やボルト、ターンバックルなどで胴にギュウギュウと接着させているものです。
皮の厚みが5種類あり、ぶ厚いほど強度があって強く張れるので、音色が良くなります。
歌舞伎で使われているのも同じタイプですが、こちらの胴は漆塗りで、皮を締めるのも朱色の紐で豪華絢爛です。
皮の厚みも1種類しかありません。
どちらも音の調節は紐の締め付けで、置き形が主流です。
団扇太鼓
仏教で使われる法具です。
日蓮宗・法華宗などで使われ「法華の太鼓」とも呼ばれるので、他の宗派では使われていません。
志村けんさんがコントで叩いてる通称「だいじょうぶだぁ太鼓」も、この種類になります。
調べた結果、ストレス発散で叩くには…
やっぱり手で激しく叩くのが良さそうだ。
大きさとかも考えると…
ジャンベかボンゴで決まりだな! (笑)