指笛が必須!ベルリンフィルの感動的な野外コンサート。
ようこそ!ブーです。
今日は、ブーが今まで聴いてきた中で1番感動的だった、ベルリンフィルの野外コンサートとアンコールで演奏される「ベルリンの風」という曲について書きます。
ベルリンフィル
正式には、Berliner Philharmonikerベルリナー・フィルハルモニカー(ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団)で、略称はBPhです。
ドイツのベルリンにあるホール「ベルリン・フィルハーモニー」を本拠地に置くオーケストラで、1882年に設立されました。
現在は市営オーケストラではなく、独立法人として活動しています。
世界的に人気の高いオーケストラで、日本でも人気があるため日本人の団員もこれまでに数名在籍しています。
過去には、有名な指揮者のフルトヴェングラーやカラヤンを迎えていました。現在では、楽団員が自分たちで常任指揮者を選ぶ方式をとっています。(きっと指揮者が威張らないようにするためでしょう)
ベルリンフィルの野外コンサート
ベルリン市民の憩いの場にある、ヴァルトビューネ(森の舞台)の野外音楽堂で毎年6月に行われる野外コンサートです。
会場の周りには、サッカースタジアムやアイススケートリンクなどの大きな施設が他にも色々あって、交通の便も良いです。
コンサートは毎回テーマを考えて、それに沿った小作品で構成されています。
選曲(プログラム)がとてもこっているので、大人から子どもまで楽しめるピクニックコンサートですよ。
2万人を集めてのコンサートはまさに圧巻!屋台なども出るので本当にお祭り騒ぎです。
規則はありますが、飲食物は持ち込みも可能です。
Berliner Luft ベルリナー・ルフト(ベルリンの風)
この曲は非公式ではありますが人気があるのでベルリンの「市歌・賛歌」と言われています。
ドイツ出身のオペレッタの作曲家で「ベルリン・オペレッタの父」Paul Linckeパウル・リンケの作品です。
オペレッタは小規模なオペラという意味ですが、ほとんどオペラと変わりません。
ベルリンの風は、彼が作曲したオペレッタ「ルナ夫人」の中の1曲です。
Berlinerは都市ベルリンのことですが、
Luftはドイツ語で、空気、大気、息、風、空、などいろいろな意味があります。
「ルナ夫人」はベルリンの冒険家の一団が熱気球に乗って月世界に行き、ルナ夫人という月世界の王妃の宮殿で歓迎されるという筋書きです。(オペレッタなのでこの曲にも歌詞があります)
このことを考えると、曲名は「風」というより「空気」とか「大気」の方がしっくりくるかも知れませんね。
勇ましく行進するような曲調は、ベルリン市民じゃなくてもワクワクします。
感動の理由
コンサートは、座って静かに聴くのが普通ですよね。
予定している曲目(プログラム)が終ったあとに、アンコールで少し手拍子したりといった盛り上がりの感じだと思います。
普通のコンサートでもオペラなどの劇が入るものは、観客が笑ったり手拍子したりも多いですが、このベルリンフィルの野外コンサートはそういったものとは別格に盛り上がります。
アンコールで「ベルリンの風」が演奏され始めると、会場全体が「待ってました!」と揺れるくらいの歓喜に包まれるんです。
ドイツやベルリンの歴史を考えると、普通の生活ができるようになった喜びや自由を表す曲調なので、盛り上がるのも当然だなと思います。
ブーはそんなことを考えながら、テレビの前で号泣しました。
盛り上がりが最高潮なので手拍子なんかはあたりまえで、手持ち花火までやっちゃうんです!
頭の上でブンブン振ったりして怖くないのかなぁ?と思いながら観てたんですけど、イベント用の低温花火なんですかね。
しかも、曲のお決まりの合いの手があって、それが指笛なんですよ~。
会場全体から良いタイミングで「ピューピューピュー♪」って聴こえて、その一体感にも感動します。
子どもはもちろん大人も飛んだり跳ねたりして、とにかく歓声がすごくて普通のコンサートではありえない熱気です。
あの熱気と雰囲気を直に感じたい!1度で良いから行ってみたい!と思うのでした。