購入するときに知っていると役に立つ「ピアノの種類」
ようこそ!ブーです。
今日は、購入するときに知っていると役に立つ「ピアノの種類」を紹介します。
ピアノの種類は「メーカー」の事ではなくて、楽器の種類そのものの事です。
ピアノという楽器は、機能や素材に見合った金額を支払って購入しなければいけません。
かなり高価なお買い物になりますから、できることなら自分にきちんと合った楽器を選びたい…!
そこで気になるのが、大きさ・各種機能・楽器の特徴などではないでしょうか?
大きい一軒家には大きいピアノ、マンションには消音機能のあるピアノ、運んで使うことが多いから軽いものが良いなど、様々な条件があると思います。
この記事を読んで、少しでも購入の際の参考になれば幸いです。
ピアノの種類
グランドピアノ
簡単に言うと、大きくて平べったいピアノです。
- 高さ→約100cm
- 横幅→約150cm
- 奥行き→150~280cm
- 重さ→250~400kg
グランドピアノは「アコースティックピアノ」と呼ばれ、電子装置を使用していないので自然な表現と音色が楽しめ、指先の細かな動きも音に反映できます。
グランドピアノの大きなボディによって生み出される「ふくよかな響き」は、他のピアノの種類ではマネすることが出来ません。
調律や修理をする事で長い年月使う事ができますが、その分だけ維持費がかかる事をお忘れなく!
金額も新品(正規品)の場合「150~2000万円」と他の種類と比べると高いです。
アップライトピアノ
簡単に言うと、タンスのような箱型のピアノです。
- 高さ→121~131cm
- 横幅→150~160cm
- 奥行き→60~70cm
- 重さ→200~280kg
決して小さくはありませんがグランドピアノよりはコンパクトです。
形も四角いので、お部屋の壁に寄り添わせて配置する事で場所をとりませんよ。
アップライトピアノも「アコースティックピアノ」と呼ばれ、電子装置を使用していないので自然な表現と音色が楽しめ、指先の細かな動きも音に反映できますが、最高級のグランドピアノにはかないません。
ですが、安いグランドピアノを買うよりも、同じ金額でアップライトピアノを買った方が質が良い場合があります。
こちらも、調律や修理をする事で長い年月使う事ができますよ。
新品で正規品の場合、金額は30~500万円です。
電子ピアノ(キーボード含む)
簡単に言うと、電気が無いと使えないピアノです。
グランドピアノやアップライトピアノに比べると、少々劣っているところもあります。
- 鍵盤→アコースティックピアノと同じ構造で出来ている最高品質のものもありますが、大抵の場合はアコースティックピアノに程遠く、軽いタッチの物が多いです。
- ペダル→アコースティックピアノのような細かなニュアンスを踏み分ける事は出来ません。ペダルの種類すら整っていない物が多いです。
- 音色→最新の音源だったら良い音がしますが、生演奏独特の揺らぎというものは出せません。
その一方で様々な利点もあり、1番はやはり「音量の調節」ができることです。
防音がシッカリしていない部屋でも、音を小さくしたり消音にする事やヘッドホンを着けることで周りに迷惑をかけること無く演奏ができます。
ただし、鍵盤を押さえるカタカタ・カチャカチャという音や、ペダルを踏むギュッギュ・ダカダカ・ドスドスという音までは消せないので、夜間弾くには注意が必要です!
現在では便利な機能がついているものが多く、譜面台のところに液晶パネルがあって直接楽譜が映し出されるものや、専用のCDを入れて一緒に演奏できるもの、鍵盤が光って押すところがわかりやすいもの、自動演奏機能、色んな楽器の音色を出すことなど、様々にあります。
機械制御(プログラム式)なので調律の必要がないのも良いところです。
そして「軽量・コンパクト」なので、もっとも家庭向きの楽器と言えるでしょう。
グランドピアノと同じ見た目の物でも本物よりは軽いです。
ただし電子機器は年数が経つと、修理のための部品が手に入らない事もあるため直す事が出来なくなることが考えられます。
金額はキーボード1~80万円、電子ピアノ3~180万円です。
『販売員さん、1回弾かせて!』
ピアノを購入する際には、絶対に1回は「試し弾き」する事をオススメします。
今まで食べた事のない食材を買うときに試食が出ていたら味見したり、
車を買うときは運転のしやすさ・シートや車自体の乗り心地などを確かめるために「試乗」をしますよね?
それと同じ事で、ピアノも自分で試してみると、タッチの具合や弾き心地、音の響き方などを知る事ができますから、ぜひとも行なってほしいです。
他の人が「スゴク良い」と思っても、あなたが「スゴク悪い」と思う事があるかもしれません。
なので、キッチリ自分の手や耳で感じ取ってから購入できると良いんだなぁ。