音楽科の専門授業【レッスン】
ようこそ!ブーです。
今日は、音楽科の専門授業【レッスン】について紹介します。
私は音楽科のある高校と短大に通っていたので、授業としてピアノと声楽のレッスンを計5年間受けていました。
習い事として教えてもらっている時とは少し違う雰囲気を持った、音楽を学問として学ぶためのレッスンは毎回緊張しっぱなしだったなぁと、今でも思い出します。
私の通っていた学校での話なので、参考程度にご覧下さいね!
レッスンの先生
レッスンでは、ピアノ・その他の楽器・声楽など、分野ごとに専門の先生が演奏の技術を教えてくれます。
学校に直接勤務している内部の先生はもちろんのこと、大学や個人の音楽教室で教えていてレッスンの時にだけ来られる外部の先生もいらっしゃるんです。
どこの音楽学校もピアノ科の生徒が特に多いので、先生の人数もピアノが1番多い傾向にあり、先生を選ぶことができます。
そして、特殊な楽器になればなるほど生徒と先生の人数は減るので、先生を選ぶことができません。
学校によっては先生を選ぶのではなく、先生が選ぶところもあるので注意が必要ではありますが、どちらにしても受験前にしっかり調べて、習いたい先生が居る学校を選ぶことをオススメします。
レッスン時間と内容
レッスンは週に1回あり、時間は授業1コマ分です。
基礎練習や練習曲、メインの曲などを順番に演奏するので音楽教室で習う内容と変わらないところもありますが、学校でのレッスンは演奏の技術面だけでなく、曲の構造などもシッカリと教えてくれます。
学校の時間割に合わせて授業があるので突然終わることが多いですが、先生によっては、話をする時間があるかもしれません。
(恋愛相談をしたという友達もいたくらいなので…。笑)
レッスンも授業ですから、実技テストや実技試験と呼ばれるテストもあり、成績表(通知表)に順位が書かれます。
レッスンを受ける場所
基本的にはレッスン室と呼ばれる防音室でレッスンを受けますが、実技テストの前のレッスンだけは、テスト会場となるホールで1回リハーサルが出来ます。
レッスン室は、狭い部屋で6畳・広い部屋では12畳ほどの大きさです。
(先生が教授クラスの人物だったら20畳なんてことも…!)
どのレッスン室もグランドピアノが完備されていて、ピアノ科のレッスン室では先生用と生徒用で2台も置いてあります。
特別レッスンと公開レッスン
学校選びでは、こういった普段受けることの出来ない貴重なレッスンがあることも重要だと思います。
特別レッスン
特別レッスンは、特別講師によって行なわれるレッスンのことで、普段使っているレッスン室で行なわれます。
講師として教えてくれるのは、大学で教えている有名な先生やプロの演奏家として活動している方など様々です。
ときには海外から通訳つきで来られる先生もいらっしゃいます。
いつもの先生だけでなく、他の先生に見てもらうことで表現方法や技術面、自分のクセや改善点などが判るので、とても勉強になるんですよ。
年に数回しかなく、毎回講師も代わり、そして時間も限られているので、1曲をほぼ完璧に近い状態にしてレッスンに臨まなければいけません。
公開レッスン
レッスンの様子を他の人が見ることを、公開レッスンと呼びます。
講師として教えてくれるのは特別レッスンと同じで、大学で教えている有名な先生やプロの演奏家、海外から通訳つきで来られる先生などです。
公開レッスンは人に見てもらうものなので、椅子を置いたりするためにスペースが必要となります。
そのため、普段使っているレッスン室で行われる事は少なく、学校にあるホールや外部のホールなどの広い場所が使われるんです。
普段のレッスンに聴講生が数人加わるだけの小規模なものから、演奏会と言ってもおかしくない位にお客さんが入る大規模なものまであります。
学校側が費用を出してくれるので、有名な先生でもタダでレッスンしてもらえるチャンスです。
学校によっては優秀な人しか受けさせてもらえないので、是非ものにしたいですね。
こちらも年に数回しかなく、毎回講師も代わり、時間も限られているので、1曲をほぼ完璧に近い状態にしてレッスンに臨まなければいけません。
レッスン室のドア
レッスン室は、防音仕様になっているのでドアも特殊です。
開けるときには、ドアノブを上にシッカリ上げないと、ロックする突起部分が引っかかって開きません。
閉めるときには完璧にロックするために、ドアノブがそれ以上動かなくなるまでグッと下げます。
このおかげでシッカリと密閉されて防音ができるワケですが、ロックするためのノブがとても硬くて、ドア自体もすごく重いんですよね。
私の友達がレッスン終わりでヘトヘトになっていたせいか、ノブの硬いロックがなかなか外れず、やっとロックが外れたかと思ったら今度はドアが重かったため開けれなかったということがあるくらいです。
慣れたらあの密閉される感覚がやみつきになりますけどね。(笑)