結婚式で使えるオススメのBGM!【クラシック編】
ようこそ!
6月といえば、ジューン・ブライドを思い浮かべるブーです。
June brideジューン・ブライドは直訳すると「6月の花嫁」という意味があり、巷でも『6月に結婚すると幸せになれる』と言われていますよね?
これは、ヨーロッパに古くからある言い伝えで、ローマ神話に登場する「ユノ(Juno)」という女神が由来だからです。
英語で6月を意味する「June」をはじめ、多くのヨーロッパの言語で6月を表す言葉の語源にもなっています。
主に結婚や出産などを司る女性の守護神なので、そのユノが守護する月である6月に花嫁になることでそのご加護を受けることができ、幸せな結婚生活を送ることができるというのがジューン・ブライドの言い伝えなんですよ。
日本で6月といえば梅雨時期ですが、フランスでは「雨の日の結婚式は幸運をもたらす」と言われていたり、「神様が涙を流してくれる」と解釈するところもあるそうなので、逆に今がチャンス!?(笑)
こんな時期に結婚できたらステキですよね!
ということで、今日は結婚式で使えるオススメのクラシック曲を紹介します。
1度は聴いたことがあるような定番のものも多いですが、初めて聴くものがあれば『こんな曲もあるんだなぁ…』と思っていただければ幸いです。
結婚行進曲(メンデルスゾーン)
結婚式といったら、まずこの曲が思い浮かびます。
トランペットでの華やかなファンファーレに、会場は大いに盛り上がるでしょう。
行進曲と言うだけあって、入場曲として使われる事が多いです。
婚礼の合唱(ワグナー)
リヒャルト・ワグナーのオペラ作品「Lohengrinローエングリン」の劇中歌です。
こちらも定番ですが、歌が入っているものよりも楽器だけの方が結婚式では使いやすいです。
オペラ自体がハッピーエンドではないので賛否両論ありますが、この曲は神聖で厳かなチャペルの雰囲気によく合うと思います。
愛の挨拶(エルガー)
エルガーが、婚約した記念として奥さんに贈った曲です。
愛する妻との甘い生活と、結婚を反対されていたことへの苦難、そしてそれを乗り越える純粋な愛がよく表現された名曲です。
愛の夢 第3番(リスト)
恋多きリストならではの表現で、愛の美しさや切なさが情熱的に表現されています。
メロディや響きが繊細で美しいので、どの場面でも使える曲です。
愛の喜びは(ジャン・ポール・マルティーニ)
フランス語・イタリア語などの歌詞で歌われることが多い曲です。
ジャズヴァージョンだとオシャレな感じですが、いろんなアレンジができるのでポップでもいけますし、オルゴールであればシットリとした印象にもなります。
明るい曲調ですが、実は「愛の喜びは長続きしない。愛の苦しみだけが長続きする。僕のつれないシルヴィアは……」という内容の歌詞です。
それを差し引いても良い曲だと思うので、使うときは歌がないものを選ぶと良いでしょう。
愛の喜び(クライスラー)
愛の喜びに満ちた曲調は、気持ちも晴れやかにしてくれます。
歓談中のBGMとして流すと話も弾むことでしょう。
演奏会などでは、「愛の喜び」と「愛の悲しみ」という曲が対になって取り上げられるので、混同しないように注意が必要です。
ノクターン2番(ショパン)
ノクターンは「夜想曲」という意味があります。
しっとり・ゆったりとした曲調なので、どのシーンでも使うことができます。
愛のワルツ15番 (ブラームス)
《4手のためのワルツ集》作品39の第15番です。16曲あるので“16のワルツ集”とも言います。
ワルツといっても軽やかに踊る曲調ではなくて、子守唄のようにゆったりとしたもので、「愛のワルツ」と言われるだけあって慈愛に満ちた響きです。
乾杯の歌(ヴェルディ)
オペラ「椿姫」の劇中歌です。
乾杯で思いつく曲と言えば、長渕剛の「乾杯」かヴェルディの「乾杯の歌」では無いでしょうか。
オペラ自体は悲劇ですが、この曲は曲調が明るく「楽しく飲みあかそう」という内容なので披露宴などで流すと良いと思います。
私のお父さん(プッチーニ)
オペラ「ジャンニ・スキッキ」の劇中歌です。
亡くなった大富豪の甥っ子である恋人との結婚を叶えるため、法律に詳しい父親のジャンニ・スキッキに力を貸して欲しい娘が、彼に向かって「ねぇ、パパ…、私は彼のことを本当に愛しているの、だからお願い!手伝って!」というやり取り(おねだり)で歌います。
G線上のアリア(バッハ)
「管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV1068」の第2曲「アリア」をヴァイオリンのために編曲したものの通称です。
粛々とした静かで優雅な曲なので、チャペルや歓談中のBGMとして使うことができます。
前奏曲第1番・ハ長調(バッハ)
バッハの《平均律クラヴィーア曲集・第1巻》に入っている「前奏曲第1番・ハ長調」という曲ですが、現代では作曲家のグノーがラテン語の聖書の1節「アヴェ・マリア」の歌詞を使って完成させた声楽曲「アヴェ・マリア」として有名です。
バッハの曲は、教会で使うために書かれたものが多いので、暗いものを選ばなければどれでも結婚式で流せると思います。
カノン(パッヘルベル )
昔ながらの手法で作られたこの音楽は、とても聴きやすいと思います。
パッヘルベルも、教会で使うための曲を多く書いているので、この曲もチャペルによく合うでしょう。
アヴェ・マリア(シューベルト)
《エレンの歌 第3番》作品52-6(D.839)、通称「アヴェ・マリア」と言います。
歌詞に「アヴェ・マリア」と出てくることや、ゆったりとした曲調なので宗教曲と思われがちですが、普通の歌曲です。
美しいメロディは、純白のドレスを着た新婦さんの清らかな印象によく合います。
月の光(ドビュッシー)
4曲ある「ベルガマスク組曲」の第3曲です。
普通はピアノ独奏曲ですが、オーケストラなどの楽器で演奏したものも独特の風情がでるので、聴いていて感動的だと思います。
両親への手紙を読むときなどに良いのではないでしょうか?
結婚式は準備が大変!
結婚の準備は楽しい事もありますが、式場・日取り・衣装・料理・引出物・演出を決める打ち合わせや、結婚指輪を買ったり、招待状を送ったりと、本当にすることが多くて大変ですよね。
音楽だけでも好きなものを流したいけど著作権の関係で流せなかったり、好きなアーティストの曲がことごとく結婚式に合わないなど、悩む事も多いのではないでしょうか。
そんな人のために、この記事が少しでも役に立てたら良いなと思います。
自分の手で演奏できるオルゴール「カリンバ」
ようこそ!ブーです。
今日は、「カリンバ」という楽器を紹介します。
カリンバってどんな楽器?
箱や板に付いた棒を指(親指)ではじくことで音が鳴り、その独特な音色から「オルゴール」のルーツという説もある楽器です。
動画では「ジジジジ…」と音割れのように感じる音があるかも知れませんが、それもこの楽器の特徴です。
楽器の基礎となる板や箱に、細い棒が並んでいるので不思議な見た目ですよね?
棒がむき出しになっているのでそこら辺にポイっと置いてあると、楽器というより魔よけのオブジェみたいだなぁ…、と思います。(笑)
発祥と名称
アフリカの南、サハラ砂漠よりも下の辺りが発祥です。
アフリカ南東のジンバブエに住んでいる、ショナ族という民族古来の楽器「Mbiraムビラ」が原型と言われています。
祭礼や儀式の時に先祖の霊や、スピリットと呼ばれる精霊との交信をするために使われ、神聖な役割を持つスピリチュアルな楽器として演奏されていました。
カリンバやムビラと同じ構造や形の楽器はアフリカに沢山あり、名前はその地域によって違います。
いろいろな呼び方
- KalimbaまたはCalimba(カリンバ)、大きさの違いによってイリンバやマリンバと呼ばれる
- mbira(ムビラ、ンビラ)
- sanza(サンザ、サンジ、サンサ)
- thumb piano(サム・ピアノ、親指ピアノ)
- リンバ
- リケンベ
- デングー
- ハンドオルゴール
このように様々な呼び名がありますが、同じ形や構造をしているのに呼び方がバラバラだと解りにくいので、よく知られている「カリンバ」の他に、楽器(楽器分類学上)の総称として「lamellophoneラメロフォーン、lamellaphoneラメラフォーン」と呼ばれます。
構造
楽器の構造は「音が鳴る部分」、「音が響く部分」、「音の装飾」の3つに分けることが出来ます。
音が鳴る部分(音源)
数本~数十本の長さが異なる細い棒(keyキー)をバーで押さえたものが音源です。
キーの形は、細い円柱状の均等な厚みの棒だったり、指で押さえやすいように先端が広いものや、全体が平べったいものもあります。
演奏し易いように、キーは基盤となる板の部分と平行ではなく、上向きになるように曲げられているものが多いです。
金属製がほとんどですが、木・竹、動物の骨などが加工されて使われているものもあり、それを撫でたり、はじいたりすることで音が鳴ります。
音の高さは、中央のキーを基準の音にして左右に振り分けて付けられているため、他の楽器とは演奏する順番がまったく違うんです。
(こんな並びなので、ピアノや木琴などの鍵盤が付いた楽器を弾ける人だと混乱するだろうなぁ…)
楽器の調和を取るためのチューニング(調律・調節)は、バーの位置をズラすために棒をハンマーなどで叩いて調節します。
ソロで演奏する場合には楽器自体の調和が取れていれば、Hzという基準で定められた音にチューニングする必要はありません。
音が響く部分(共鳴部分)
音が響く場所は共鳴板と呼ばれる板や、共鳴箱という箱のどちらかで、素材は木だったり、ひょうたんやヤシの実など様々な種類があります。
箱の方には、サウンドホールと呼ばれる穴が開いていて、楽器によって大きさ、開けられている場所、開いている数がバラバラです。
このサウンドホールを指で押さえたり放したりことで、音に独特の揺らぎ(ビブラート)が出せます。
より響くようにするために、乾かしたひょうたんを半分にしたものの中に入れて演奏することもあって面白いですよ。
音の装飾(効果音)
装飾の種類は
- キーの部分に直接パイプ状の金属を通すもの
- 金属の板の部分に貝殻やビンのふた(王冠)を付けるもの
- キーを固定するためのバーに、筒状に加工した金属、ビーズや数珠球などをワイヤーに通してネックレスのように板に取り付けるもの
などです。
打楽器のように効果音的な役割を持った「ジジジ…」という音がワザと鳴るようにするために、装飾はきっちり付けるわけでは無くて少しゆるく付けて、より振動し易いように工夫されています。
この不思議な音が鳴ることによって演奏者がトランス状態になり、スピリットが降りて来やすくなると信じられているそうです。
オルゴールのような癒しの音色
カリンバの仲間で、より繊細な響きが生み出せるArray mbira(アレイ・ムビラ)という楽器です。↓
普通のカリンバは、音の高さが互い違いに順番に並んでいるので、高さの違う音を一気に演奏しようと思うと他のキーに指が当たって雑音になってしまい、技術的にとても難しいです。
ですが、このアレイ・ムビラは「1音が4オクターブ分で1セット」になっているため4本同じ音が並んでいます。
そのため、片手で一気に広い音域を演奏することができるんです。
楽器が大きくて演奏自体も難しいとは思いますが、他のラメラフォーンの仲間より音域がとても広いので様々な曲の演奏が可能で、本当に夢のような楽器だと思います。
これだけ音域が広くて、不思議な魅力と雰囲気のある楽器だったら、精霊的なものも降りて来そうだ!(笑)
それに、オルゴールと同じように金属独特の揺れによって音が鳴りますし、それを人間が感情のまま演奏しているんだから、癒し効果があることは間違いなしですね!
あぁ…、生演奏を聴いてみたい!
心臓が弱い人は注意!ハイドン交響曲第94番「驚愕」の第2楽章
ようこそ!ブーです。
今日は、オーストリアの作曲家ハイドンの「交響曲第94番」の第2楽章を紹介します。
ハイドンの説明はこちらからどうぞ↓
交響曲第94番のタイトルは正式なものではありませんが「驚愕」と呼ばれます。
タイトルを知ってから、曲を聴いたときには思わず『なるほど!そうきたかぁ~!』と声が出るほど感心しました。
交響曲第94番「驚愕」第2楽章
曲の説明の前に、まずは聴いてみて下さい。
動画の31秒あたりで「ドカン!」と来るのでくれぐれも音量に注意してね。↓
この曲は、12曲あるロンドン交響曲の中の1曲で、作品番号はHob.Ⅰ:94 (交響曲第94番)です。
典型的な交響曲の形式である4楽章(4曲)で編成されています。
ハイドンが活躍していた古典派音楽の時代は、交響曲にタイトルを付けることが少なかったので、彼自身が付けたタイトルでは無いようです。
ですが、ハイドンが作曲した作品の中でも特にインパクトが強いため需要があり、曲の印象によく合ってるので「驚愕」という愛称で、今でも親しまれています。
第2楽章の曲解説
Andante「歩くような速さで」という意味の速度記号が書かれていて、リズムも2/4拍子なのでゆっくり・ノシノシと歩くような印象を持つ曲だと思います。
ゆったりした曲調と、ハ長調という音楽の基本的な調で書かれているので、とても聴きやすいです。
「交響曲第94番」の他の3曲はすべてト長調なので、この曲は特に目立つように作られていることが解ります。
1つのメロディ(主題)を基準にして、伴奏などを色々アレンジする「変奏曲形式」というものが使われ、曲中では、全部で4つの変奏がされています。
曲の冒頭部分では、主要主題と呼ばれる1番重要なメロディがすごく小さな音pp(ピアニッシモ)でくり返されるので、その後に来る「驚愕音」と呼ばれる大きな音の和音をより引き立てています。
第2変奏部分はハ短調で、音楽に影が差したようなズッシリと暗い雰囲気になり、後半部分は劇的な様子を表すために強い大きな音を表すf(フォルテ)と速いテンポで曲を盛り上げます。
第3変奏は、オーボエやフルートなどの木管楽器がメインとなり、ハ長調のゆったりした感じが戻ってきます。
第4変奏は、コーダと呼ばれる曲の終わりがわかり易く表現された部分でクライマックス特有の華やかさがでています。
最後の部分では、オーボエとファゴットが主題のメロディを演奏して静かに終わります。
作曲の経緯
ハイドンが「驚愕」を作曲した理由は、シンプルに観客を驚かせるためです。
彼は1791~1792年と1794~1795年の2回、音楽家の仕事としてロンドンに招かれました。
そのうちの1回目に依頼されて作曲したのが「驚愕」です。(初演は1792年3月23日ロンドン)
当時の演奏会やコンサートと言えば、食事やお酒を飲んで来るお客さんが多く、演奏中に騒いだり大きな声でおしゃべりしたり、挙句の果てにはイビキをかいて寝ている人もいたりして、今と比べるとマナーが非常に悪いものだったんですよね。
そんなことは日常茶飯事で当たり前のことでしたが、ハイドンはひそかに腹を立てていました。
『なんてマナーが悪いんだ、純粋に自分の書いた音楽を楽しんでほしいのに…。よし!アイツらが驚くような曲を書いてやろう…。ww笑ww』というテンションで書かれたのが、この曲です。
曲の権利
彼をロンドンに招いたのは、ドイツ出身のヴァイオリニスト・作曲家・指揮者・音楽興行師であった、Johann Peter Salomonでした。
(ヨハン・ペーター・ザーロモン、1745年2月20日に洗礼を受ける。1815年11月28日没。メンデルスゾーンの親戚。)
曲の依頼をしたのもザーロモンなので、楽曲の権利は彼が持っていたんです。
そのため、自分の曲でなくても堂々と「ロンドン交響曲」を室内楽用に、小規模で演奏しやすく編曲して、サロンなどの公共の場でも演奏していたそうで、とても商売上手だなと思いました。
まとめて呼ばれることも…
最初のロンドン訪問中に書かれた第93番~第98番と、2回目もロンドン訪問のためにウィーンとロンドンで書かれた第99番~第104番の2つのグループに分けることが出来ますが、普段は93~104番をまとめて「ロンドン交響曲」と呼びます。
第104番が「ロンドン」というタイトルなので、ややこしいですが第104番単独でも「ロンドン交響曲」と呼ぶことがあり注意が必要です。
その他に「ロンドン・セット」や、ザーロモンが権利を持っていたため「ザロモン交響曲、ザロモン・セット」などの呼び方があります。
(曲名の時にはザーロモンと言う風に名前を伸ばしません。)
遊び心満載の「交響曲の父・ハイドン」
前に紹介したハイドンの「告別」という曲もかなりエキセントリックでしたが、今回の「驚愕」もハイドンが活躍していた時代にはありえないものでした。
眠っていた観客は全員驚いて目を覚まし、狼狽しはじめ、怪訝な面持ちでお互いに顔を見合わせていた。
当時の観客は、ハイドンが居眠りする人を非難し、目を覚まさせるために用いたこの方法を理解して尚且つ、『独創的な天才が生み出したもの』として称賛した。
と言い伝えられています。
「交響曲の父」と呼ばれるだけあって、誰よりも多くの交響曲を書いてきたハイドンだからこそ、いつまでも新鮮な気持ちで遊び心を忘れずに、晩年になってもこういった曲を書くことが出来たのでしょう。
音楽科の専門授業【レッスン】
ようこそ!ブーです。
今日は、音楽科の専門授業【レッスン】について紹介します。
私は音楽科のある高校と短大に通っていたので、授業としてピアノと声楽のレッスンを計5年間受けていました。
習い事として教えてもらっている時とは少し違う雰囲気を持った、音楽を学問として学ぶためのレッスンは毎回緊張しっぱなしだったなぁと、今でも思い出します。
私の通っていた学校での話なので、参考程度にご覧下さいね!
レッスンの先生
レッスンでは、ピアノ・その他の楽器・声楽など、分野ごとに専門の先生が演奏の技術を教えてくれます。
学校に直接勤務している内部の先生はもちろんのこと、大学や個人の音楽教室で教えていてレッスンの時にだけ来られる外部の先生もいらっしゃるんです。
どこの音楽学校もピアノ科の生徒が特に多いので、先生の人数もピアノが1番多い傾向にあり、先生を選ぶことができます。
そして、特殊な楽器になればなるほど生徒と先生の人数は減るので、先生を選ぶことができません。
学校によっては先生を選ぶのではなく、先生が選ぶところもあるので注意が必要ではありますが、どちらにしても受験前にしっかり調べて、習いたい先生が居る学校を選ぶことをオススメします。
レッスン時間と内容
レッスンは週に1回あり、時間は授業1コマ分です。
基礎練習や練習曲、メインの曲などを順番に演奏するので音楽教室で習う内容と変わらないところもありますが、学校でのレッスンは演奏の技術面だけでなく、曲の構造などもシッカリと教えてくれます。
学校の時間割に合わせて授業があるので突然終わることが多いですが、先生によっては、話をする時間があるかもしれません。
(恋愛相談をしたという友達もいたくらいなので…。笑)
レッスンも授業ですから、実技テストや実技試験と呼ばれるテストもあり、成績表(通知表)に順位が書かれます。
レッスンを受ける場所
基本的にはレッスン室と呼ばれる防音室でレッスンを受けますが、実技テストの前のレッスンだけは、テスト会場となるホールで1回リハーサルが出来ます。
レッスン室は、狭い部屋で6畳・広い部屋では12畳ほどの大きさです。
(先生が教授クラスの人物だったら20畳なんてことも…!)
どのレッスン室もグランドピアノが完備されていて、ピアノ科のレッスン室では先生用と生徒用で2台も置いてあります。
特別レッスンと公開レッスン
学校選びでは、こういった普段受けることの出来ない貴重なレッスンがあることも重要だと思います。
特別レッスン
特別レッスンは、特別講師によって行なわれるレッスンのことで、普段使っているレッスン室で行なわれます。
講師として教えてくれるのは、大学で教えている有名な先生やプロの演奏家として活動している方など様々です。
ときには海外から通訳つきで来られる先生もいらっしゃいます。
いつもの先生だけでなく、他の先生に見てもらうことで表現方法や技術面、自分のクセや改善点などが判るので、とても勉強になるんですよ。
年に数回しかなく、毎回講師も代わり、そして時間も限られているので、1曲をほぼ完璧に近い状態にしてレッスンに臨まなければいけません。
公開レッスン
レッスンの様子を他の人が見ることを、公開レッスンと呼びます。
講師として教えてくれるのは特別レッスンと同じで、大学で教えている有名な先生やプロの演奏家、海外から通訳つきで来られる先生などです。
公開レッスンは人に見てもらうものなので、椅子を置いたりするためにスペースが必要となります。
そのため、普段使っているレッスン室で行われる事は少なく、学校にあるホールや外部のホールなどの広い場所が使われるんです。
普段のレッスンに聴講生が数人加わるだけの小規模なものから、演奏会と言ってもおかしくない位にお客さんが入る大規模なものまであります。
学校側が費用を出してくれるので、有名な先生でもタダでレッスンしてもらえるチャンスです。
学校によっては優秀な人しか受けさせてもらえないので、是非ものにしたいですね。
こちらも年に数回しかなく、毎回講師も代わり、時間も限られているので、1曲をほぼ完璧に近い状態にしてレッスンに臨まなければいけません。
レッスン室のドア
レッスン室は、防音仕様になっているのでドアも特殊です。
開けるときには、ドアノブを上にシッカリ上げないと、ロックする突起部分が引っかかって開きません。
閉めるときには完璧にロックするために、ドアノブがそれ以上動かなくなるまでグッと下げます。
このおかげでシッカリと密閉されて防音ができるワケですが、ロックするためのノブがとても硬くて、ドア自体もすごく重いんですよね。
私の友達がレッスン終わりでヘトヘトになっていたせいか、ノブの硬いロックがなかなか外れず、やっとロックが外れたかと思ったら今度はドアが重かったため開けれなかったということがあるくらいです。
慣れたらあの密閉される感覚がやみつきになりますけどね。(笑)
安室奈美恵さんが歌う、テレビドラマ「Miss デビル」の主題歌
ようこそ!ブーです。
今日は、安室奈美恵さんが歌う、2018年の春のテレビドラマ「Miss デビル 人事の悪魔・椿 眞子」の主題歌を紹介します。
曲のタイトルは「Body Feels EXIT」です。
ノリの良いリズムと、力強い歌詞と歌声は聴いていて勇気が湧いてくる感じがします。
この動画では少しヴァージョンが違いますが、良ければ聴きながら読んでね。↓
ドラマ「Miss デビル 人事の悪魔・椿 眞子」
このドラマは、型破りな人事コンサルタントである椿眞子=通称「人事の悪魔・Miss デビル」が、セクハラ・マタハラ・不正・経費の着服・SNSを使った誹謗中傷・時間外勤務(過重労働)など、どんな会社でも起こる可能性のある様々な問題を解決していく、サスペンス要素や痛快アクションありのドラマです。
彼女は、リストラするべき社員を無慈悲なようでも的確に選び出し、彼らの問題点をじわじわと炙りだして、最終的には退職届けを出させるように物事をうまく運んでいきます。
「あなたにはこの会社を辞める権利があります」や「おだまり!」という決め台詞と、回し蹴りという斬新な成敗の仕方で悪役をやっつける、ダーク・ヒロイン「椿眞子」役で主演を務めるモデルの菜々緒さんは、タイトな衣装と高いハイヒール、そして、お化粧の効果でいつもに増してキツイ印象なんですよね。
ですが、「人事の悪魔・Miss デビル」と呼ばれるくらいドSで恐ろしい性格の役柄と、菜々緒さん本人のイメージがとても合っていて、観ていて違和感がなさ過ぎて、本当に素晴らしい人選だと思いました。(菜々緒さんには失礼ですが…。笑)
その他では、Sexy Zone佐藤勝利さんが新入社員役で物語の要となる人物として出演しています。
そのため、挿入歌はSexy Zoneの「イノセントデイズ」という曲です。
主題歌に使われている曲
このドラマの主題歌に使われている曲は、安室奈美恵さんの「Body Feels EXIT(from AL「Finally」)」です。
タイトルが書かれるときに、何でこんな風に括弧が3つになってしまうにかついて説明すると、1995年にリリースされた小室哲哉さんプロデュースの第1弾の曲として作られた「Body Feels EXIT」を新たに録り直して、2017年11月にリリースしたベストアルバム「Finally」に収録したNew Recordingバージョンの楽曲だからなんですよね。(from AL=ベストアルバムから、という意味)
『Body Feels EXIT』という言葉は小室さんが作った造語です。
実際の英語で考えると「体が出口を感じる」という風に不思議な感じになります。
でも、曲のノリに合っているのでおかしく聞こえないですよね?
それが、作詞・作曲をした小室哲哉さんの音楽家としてのスゴさだと思います。
常に人々の必要とする音楽の先を考え、提供し続けていた小室さんは、ダンスも歌も上手な若かりし頃の安室さんに無限の可能性を感じながら、この曲を渡したのでしょう。
曲が作られて23年経った今でも、ドラマの主題歌として使われているんだから本当にスゴイですよね。
個人的な意見ですが、ドラマに出てくる椿眞子は「ストイックで仕事の出来るカッコいい女性」という印象があり、この曲を歌っている安室奈美恵さんの「ダンスと歌の両方が出来るカッコいい女性アーティスト」というイメージと似ているので、この曲が選ばれたのではないかと思います。
アムロちゃん
今年2018年9月16日、デビュー25周年の記念日に引退するんですよね。
いろんな事情があるんだろうケド、まだ歌えるし踊れているのにもったいないなぁと思ってしまいます。
J-POPを長い間支え、ファッションでは「アムラー」という言葉が流行するくらい若者のカリスマとして活躍した彼女が引退して、これからは観られなくなってしまうことが非常に残念です。
イマドキの若者は、あの安室奈美恵さんがMAXと同じグループSUPER MONKEY'S (スーパー・モンキーズ) という、過去に存在したダンスアイドルグループの一員だった時代を知っているのかな?
彼女の若い頃を知っている身としては、引退するにはまだまだ年齢が若いから、他のアーティストの引退と違って何だか不思議な気分だなぁ…と感じます。
『あの、幼かったアムロちゃんが引退…。自分も年を取るわけだな…。』と感じるブーなのでした。