結婚式で使えるオススメのBGM!【クラシック編】
ようこそ!
6月といえば、ジューン・ブライドを思い浮かべるブーです。
June brideジューン・ブライドは直訳すると「6月の花嫁」という意味があり、巷でも『6月に結婚すると幸せになれる』と言われていますよね?
これは、ヨーロッパに古くからある言い伝えで、ローマ神話に登場する「ユノ(Juno)」という女神が由来だからです。
英語で6月を意味する「June」をはじめ、多くのヨーロッパの言語で6月を表す言葉の語源にもなっています。
主に結婚や出産などを司る女性の守護神なので、そのユノが守護する月である6月に花嫁になることでそのご加護を受けることができ、幸せな結婚生活を送ることができるというのがジューン・ブライドの言い伝えなんですよ。
日本で6月といえば梅雨時期ですが、フランスでは「雨の日の結婚式は幸運をもたらす」と言われていたり、「神様が涙を流してくれる」と解釈するところもあるそうなので、逆に今がチャンス!?(笑)
こんな時期に結婚できたらステキですよね!
ということで、今日は結婚式で使えるオススメのクラシック曲を紹介します。
1度は聴いたことがあるような定番のものも多いですが、初めて聴くものがあれば『こんな曲もあるんだなぁ…』と思っていただければ幸いです。
結婚行進曲(メンデルスゾーン)
結婚式といったら、まずこの曲が思い浮かびます。
トランペットでの華やかなファンファーレに、会場は大いに盛り上がるでしょう。
行進曲と言うだけあって、入場曲として使われる事が多いです。
婚礼の合唱(ワグナー)
リヒャルト・ワグナーのオペラ作品「Lohengrinローエングリン」の劇中歌です。
こちらも定番ですが、歌が入っているものよりも楽器だけの方が結婚式では使いやすいです。
オペラ自体がハッピーエンドではないので賛否両論ありますが、この曲は神聖で厳かなチャペルの雰囲気によく合うと思います。
愛の挨拶(エルガー)
エルガーが、婚約した記念として奥さんに贈った曲です。
愛する妻との甘い生活と、結婚を反対されていたことへの苦難、そしてそれを乗り越える純粋な愛がよく表現された名曲です。
愛の夢 第3番(リスト)
恋多きリストならではの表現で、愛の美しさや切なさが情熱的に表現されています。
メロディや響きが繊細で美しいので、どの場面でも使える曲です。
愛の喜びは(ジャン・ポール・マルティーニ)
フランス語・イタリア語などの歌詞で歌われることが多い曲です。
ジャズヴァージョンだとオシャレな感じですが、いろんなアレンジができるのでポップでもいけますし、オルゴールであればシットリとした印象にもなります。
明るい曲調ですが、実は「愛の喜びは長続きしない。愛の苦しみだけが長続きする。僕のつれないシルヴィアは……」という内容の歌詞です。
それを差し引いても良い曲だと思うので、使うときは歌がないものを選ぶと良いでしょう。
愛の喜び(クライスラー)
愛の喜びに満ちた曲調は、気持ちも晴れやかにしてくれます。
歓談中のBGMとして流すと話も弾むことでしょう。
演奏会などでは、「愛の喜び」と「愛の悲しみ」という曲が対になって取り上げられるので、混同しないように注意が必要です。
ノクターン2番(ショパン)
ノクターンは「夜想曲」という意味があります。
しっとり・ゆったりとした曲調なので、どのシーンでも使うことができます。
愛のワルツ15番 (ブラームス)
《4手のためのワルツ集》作品39の第15番です。16曲あるので“16のワルツ集”とも言います。
ワルツといっても軽やかに踊る曲調ではなくて、子守唄のようにゆったりとしたもので、「愛のワルツ」と言われるだけあって慈愛に満ちた響きです。
乾杯の歌(ヴェルディ)
オペラ「椿姫」の劇中歌です。
乾杯で思いつく曲と言えば、長渕剛の「乾杯」かヴェルディの「乾杯の歌」では無いでしょうか。
オペラ自体は悲劇ですが、この曲は曲調が明るく「楽しく飲みあかそう」という内容なので披露宴などで流すと良いと思います。
私のお父さん(プッチーニ)
オペラ「ジャンニ・スキッキ」の劇中歌です。
亡くなった大富豪の甥っ子である恋人との結婚を叶えるため、法律に詳しい父親のジャンニ・スキッキに力を貸して欲しい娘が、彼に向かって「ねぇ、パパ…、私は彼のことを本当に愛しているの、だからお願い!手伝って!」というやり取り(おねだり)で歌います。
G線上のアリア(バッハ)
「管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV1068」の第2曲「アリア」をヴァイオリンのために編曲したものの通称です。
粛々とした静かで優雅な曲なので、チャペルや歓談中のBGMとして使うことができます。
前奏曲第1番・ハ長調(バッハ)
バッハの《平均律クラヴィーア曲集・第1巻》に入っている「前奏曲第1番・ハ長調」という曲ですが、現代では作曲家のグノーがラテン語の聖書の1節「アヴェ・マリア」の歌詞を使って完成させた声楽曲「アヴェ・マリア」として有名です。
バッハの曲は、教会で使うために書かれたものが多いので、暗いものを選ばなければどれでも結婚式で流せると思います。
カノン(パッヘルベル )
昔ながらの手法で作られたこの音楽は、とても聴きやすいと思います。
パッヘルベルも、教会で使うための曲を多く書いているので、この曲もチャペルによく合うでしょう。
アヴェ・マリア(シューベルト)
《エレンの歌 第3番》作品52-6(D.839)、通称「アヴェ・マリア」と言います。
歌詞に「アヴェ・マリア」と出てくることや、ゆったりとした曲調なので宗教曲と思われがちですが、普通の歌曲です。
美しいメロディは、純白のドレスを着た新婦さんの清らかな印象によく合います。
月の光(ドビュッシー)
4曲ある「ベルガマスク組曲」の第3曲です。
普通はピアノ独奏曲ですが、オーケストラなどの楽器で演奏したものも独特の風情がでるので、聴いていて感動的だと思います。
両親への手紙を読むときなどに良いのではないでしょうか?
結婚式は準備が大変!
結婚の準備は楽しい事もありますが、式場・日取り・衣装・料理・引出物・演出を決める打ち合わせや、結婚指輪を買ったり、招待状を送ったりと、本当にすることが多くて大変ですよね。
音楽だけでも好きなものを流したいけど著作権の関係で流せなかったり、好きなアーティストの曲がことごとく結婚式に合わないなど、悩む事も多いのではないでしょうか。
そんな人のために、この記事が少しでも役に立てたら良いなと思います。