ピアノのレッスンで、手元ばかり見ていると注意されるのはナゼだろう?
ようこそ!ブーです。
今日は、「ピアノのレッスンで、手元ばかり見ていて注意されるのはナゼだろう?」ということについて書きます。
先生に注意される。
友達がレッスン前によく
『先生から手元ばかり見るなって注意されて、出来ないときは楽譜で手元を隠されるんだよね…』
と嘆いていました。
楽譜を見ないと演奏ができないブーとしては『え?どういうこと?』といった感じです。
友達は更にこう続けました。
『私は楽譜を読むのが苦手で遅いから、レッスンで弾く時には楽譜の音を丸暗記(暗譜)して、鍵盤の場所を確認しながら弾くんだ~』
姉もこの種類の人間だったので『なるほど!楽譜を見ない人は鍵盤ばかりを見てしまうのか…』と妙な納得をしてしまうのでした。
姉の事はこちらにも書いています↓
ですが、楽譜が読めない事にはレッスンが成り立ちません。
なので少しでも、そのクセを直して楽譜が読めるように訓練する必要があるんです。
*差別的な意味ではなく、視覚などの障害のある方は一生懸命練習すれば障害の無い方よりも素晴らしい演奏ができますので、この記事には当てはまりません。
手元ばかり見ることのメリットとデメリット
楽譜を見ずに演奏を続けていくと、良い面と悪い面が必ず出てきます。
メリット
- 絶対音感(音を聞き分ける能力)が身につく。
- 曲が仕上がる(上手く弾ける)頃には暗譜も出来ている。
(う~ん、これ以上思いつかない…)
デメリット
- 手元ばかり見ていては、いつまで経っても楽譜の解読(譜読み)が出来るようにならない。
- 楽譜に書いてある音がわからないので、ミスタッチが直らない。
- 一応確認のために楽譜へと視線を向けるが、読譜能力が低いから曲が楽譜のどの部分まで進んでいるかわからない、混乱して演奏が止まってしまう。
- 楽譜が読めないので、初見演奏はできない。
やっぱりデメリットの部分は、音楽家として致命的なことばかりですね。
暗譜していたら良いんじゃないの?
じゃあ、完璧に暗譜をしていたら手元ばかりを見ていたとしても「ミスタッチがあったり、音楽が止まってしまう」ようなことは無いんじゃないか?
と思うかもしれません。
ですが、曲を覚えていてもレッスンなどでは楽譜を見ていた方が良いんです。
現に、ピアノの先生は「手元ばかり見てはいけない」という方が多くいらっしゃいます。
それは演奏上の注意ではなくて、レッスン中だからです。
レッスン中は、演奏しながら先生が教えてくれる注意点などを聞いて、それを楽譜と照らし合わせるという作業をしなければいけません。
ですが、目線が楽譜を向いていないと、先生が「どこの説明をしているのか・どこを注意しているのか」がわからないですよね?
そうなるとレッスンの意味が無いので、『教えてもらっているときにはちゃんと楽譜を見ようね』ということです。
鍵盤の位置を覚えよう!
楽譜と鍵盤の両方を見ることは、カメレオンみたいに目が左右別々に動かなければ、難しいことですよね?
なので、普通は楽譜と鍵盤を交互に見ないといけなくなります。
特に「速くて細かい曲」や「音が低音から高音まで幅広い」ときなどは目をフル活用しなければいけません。
ですが、それでは目が疲れてしまいますよね。
そういった煩わしさを解決するのが、パソコンのブラインドタッチ(タッチタイピング)のように「鍵盤の位置を覚える」ことです。
鍵盤の位置さえ覚えておけば、楽譜を見たまま演奏する事が簡単にできます。
あとは、楽譜を読む練習を一生懸命やっていれば注意される事も無くなりますよ!
何事も慣れが大事ということですね!
ピアノは友達!