節分に歌おう!唱歌「豆まき」
ようこそ!ブーです。
もうすぐ節分!ということで、今日は唱歌「豆まき」を紹介します。
節分→鬼という発想で「鬼のパンツ」という童謡もありますが、豆まきと言ったらこの歌しか思い浮かびません。
他の曲を知っている人いたら、ぜひ教えてください!
唱歌「豆まき」
この曲は日本教育音楽協会が編集し、音楽教育書出版協会が昭和8年に出版した唱歌集「ヱホンシヤウカ 第1輯 フユノマキ」現代の漢字で書くと「絵本唱歌 第1集 冬の巻」に掲載されました。
「ヱホンシヤウカ」は、第1輯4冊・第2輯2冊の計6冊のシリーズですが、すごく古いものなので公共の図書館などでも保管してある所は数少なく、一般にお目にかかれる機会はないでしょう。
現存するものが少ないため詳細が分からないものもありますが、「豆まき」「チューリップ」「こいのぼり」など、80年以上経った今でも歌い続けられている名曲の童謡が何曲も収められていました。
そのほとんどが作曲者・作詞者は日本教育音楽協会となっています。(察して下さい…)
「豆まき」歌詞
「ヱホンシヤウカ 第1輯 フユノマキ」に書かれてある通りです。
「マメマキ」
オニ ハ ソト
フク ハ ウチ、
パラ パラ パラ パラ
マメ ノ オト、
オニ ハ コツソリ ニゲテ イク、
オニ ハ ソト
フク ハ ウチ、
パラ パラ パラ パラ
マメ ノ オト
ハヤク オハイリ フク ノ カミ、
ブーや、お子さんにも簡単で覚えやすい歌詞で、音楽(メロディ)の歯切れが良く、ウキウキ・ワクワクとした楽しさが伝わってきます。
昔は、今みたいに豆を鬼にバシバシ!ってぶつけなかったんだろうなぁ…、「鬼もコッソリにげていく」って何とも気弱そうで優しそうな雰囲気だ。
そして神様なのに、「福の神」って呼び捨て!
『お入りください』じゃなくて『ほらほら!早くお入んなさいよ!』的な感じなんだなぁ…。(笑)
豆も「パラ パラ パラ パラ」って結構大量に撒いてます!楽しそうだけど、片付けは大変そう。(汗)
歌詞全体は、子どもらしい言い回しでカワイイですね。
いつから大きい声で撒けなくなったのか…
「オニわぁ~ぁ、そと~ぉ!フクわぁ~ぁ、うち~ぃ!」
小さい頃は何の呪文だろうと思っていました。(↑これじゃあ本当に呪文みたいですが)
鬼(災い・病気)には外に行ってもらって、福(無病息災)が続いて欲しいという「祈りの儀式」だと知った頃には、近所の人とかに大声を聞かれるのが恥ずかしくて、いつの間にか素直に気持ちをこめて言えなくなっていましたね。
それでも毎年、当たり前のように行っているので、撒くものが殻付き落花生や小袋入りのもの(片づけが簡単)だったりと、近代化していることに気が付いて楽しんでいます。
ヨシッ!今年は気合入れて大きい声でやろうかな!