ピアノを弾くときのコツ。「形(カタチ)から入ったって良いじゃないか!」
ようこそ!ブーです。
今日は、ピアノを弾くときのコツについて「形(カタチ)から入ったって良いじゃないか!」ということを書きます。
「形から入る」ということ
楽器を演奏することは、とても繊細な作業ですよね。
あなたは普段どんな風に楽器を演奏していますか?
ブーはピアノを弾いているときに、「見た目」にも気を配って演奏するようにしています。
服装や容姿などの「見た目」では無く、演奏するときに技術として行なっている動作です。
『上手く弾けていれば見た目なんてどうでも良いんじゃないの?』という方もいらっしゃるかもしれませんね。
ですが、どれだけ上手に弾けているようでも「演奏に合わない動作」が1つ混ざることで音楽の世界観が崩れて、台無しになってしまうことがあるんです。
そんな風にならないように、今までに気を付けることが無かった動作を見直してみるのも良いと思います。
音楽にあっている動作に変えるだけで「上手く弾けている」ように見えるし、自分の心構えも変わるんです。
せっかく良くなるんだったら演奏よりも前に、簡単な形から入ってみましょう!
ピアノを弾くときのコツ
目線
さまざまに向いている方向があって良いと思いますが、より良い演奏にしたければ「音楽が向いている方向」を見るようにしたら良いです。
悲しいときや重苦しいときだったら下を向き、解き放たれる感じだったら空間や上を向くのも良いでしょう。
音楽はあなたが表現するものですから、「自分の思っている音楽が1番表現できる」リラックスした状態で演奏ができると良いですね!
感情の出し方
自動演奏機のような「完全な演奏」を求められているわけではありませんし、上手に弾いているだけでは伝わらない事が沢山あります。
気持ちを込めて、ときには素直な自分の気持ちを体や表情で出してみましょう。
涙が出たり、ついつい鼻歌がもれたり、音楽に合わせて体が揺れても良いんです。
恥ずかしさを捨てて音楽にのめり込みましょう。
(レッスン中にし過ぎると怒られるかも…笑)
息遣い
「演奏中の呼吸くらい普通にさせてよ!」と思うかもしれませんが、変なところで呼吸が入ると、曲の進行を妨げてしまうんです。
楽譜の内容を良く理解して、音楽と一緒に呼吸することで、観客の人にもあなたが伝えたい音楽がイメージしやすくなりますよ。
雑に弾かない
雑に弾くと、ちゃんと音に出ます!
せっかく音を間違わず弾けていても、音楽の良さがひとつも伝わってはきませんよ。
音楽と向き合って・理解して、その曲が特別に聞こえるように自分の気持ちから盛り上げて弾きましょう。
自信を持って弾く
「自信を持って弾く」これも重要な項目です。
雑な演奏と同じで、自信がないオドオドした演奏は音にも反映してしまいます。
たとえスゴイ演奏技術がなくても、自信を持って思いっきり演奏している方が聴いている側も気持ちがいいものです。
子どもたちの発表会に行ってみると良くわかるのですが、決して難しい曲を弾いているわけではないし、知らない子の演奏なのに感動する場面ってありませんか?
それは、子どもたちが日々の練習を頑張って「自信を持って」その舞台に立っているからなんですよ。
人の演奏を観ると勉強になるよ!
ブーの場合は、短大時代の副科がピアノだったので1回90分、1人の先生につき3~4人の生徒が同じ教室でレッスンを受けていました。
1人のレッスンがたった20~30分と短くなるので、初めは『やっぱり副科だから、レッスンも遊びみたいな長さになっても仕方がないか…』と思っていたんです。
ですが、他の人のレッスンを観ることで『自分もココが苦手だな。なるほど、ココはこんな感じで弾けばいいのか!』という風に演奏を客観的に捉える事ができて、とても勉強になりました。
それに『良い演奏スタイルだな』と思ったら、積極的にマネして自分の演奏に取り入れるんです。
演奏しやすい部分は残して・無理な部分は削って、そうやって自分の演奏スタイルが確立されていきます。
習い事や音楽学校でのレッスンは個別指導が多いので、人の演奏を観る機会は少ないかもしれませんが、発表会や演奏会などで奏でられる音楽の他に、動作にも注意してみて下さい。
そして、演奏会でプロの演奏を観て『カッコいい!ステキ!』と思ったらマネをしてみるのも良いのではないでしょうか?