ブー先生の音楽教室

学校では教えてくれない、音楽のことを書いています。

ファンじゃなかったのに、星野源さん凄すぎます。

ようこそ!ブーです。

 

今日は、星野源さんが2018年8月20日にリリースした楽曲「アイデア」と、星野さん主演のNHKのテレビ音楽番組「おげんさんといっしょ」を紹介します。

 

 星野さんについては、こちらの記事でも紹介しました。↓

boosensei.hatenablog.com

 

 

 

「アイデア」ついにリリース!

2018年8月20日午前0時、星野源さんの楽曲「アイデア」が各音楽サイトにて限定配信されました。

 

『やっとリリースされたな…』という感じではありますが、すでにCDに収録される日が待ち遠しいです。(笑)

 

アルバムにするとしたら、他の楽曲はどんなものが入るのだろうか、などいろいろ考えるとワクワクしますよね!

 

「アイデア」の楽曲としてのリリースは待ちに待ったという感じですが、“半分、青い”というドラマを観ていれば毎日のように1番だけは聴くことができている状態だったので、『2番以降はどんな歌詞なのかなぁ…?』という位の微妙な期待で待っていたんです。

 

ところが!

20日にリリースされて初めて曲の全貌を聴いて度肝を抜かれたのでした。

 

ミュージック・ビデオはYou Tubeで公開されています。ご覧になっていない方はこちらをどうぞ!↓ 

youtu.be

 

マリンバの素材である“木”特有の優しい音色と、弾けるようなメロディはやっぱり星野さんの演奏でしたね。

 

最後のドラも、曲の締めとして良い仕事をしてます。

  

歌詞を調べてみると、一見なんの変哲もない普通な感じがしましたが、音楽構成としては私が今までに聴いたことが無く、考えてもみなかったものでした。(歌詞を載せることはできないので調べてみてね。)

 

1番と最後のメロディは、聴き馴染みのあるポップな感じ

 

2番は歌詞の「ダンスフロア」に合わせて、電子楽器を使った重低音とクラップ音(手拍子のような音)が利いたクラブを思わせるダンスミュージック

 

そして間奏の後に来るのは、今までのスピード感を一気に抑えたアコースティック・サウンドで聴かせる、ギター1本で挑んだバラードの部分…

 

音楽の緩急の付け方は、予想することができないジェットコースターのスピード感を思わせるようなドキドキとワクワクで構成され、1つの曲にジャンルの違う3曲を詰め込んだ全貌は、まさに音楽の宝箱といえる作品です!

 

そして、その違うジャンルの音楽それぞれが、これまた絶妙なバランスでなりたっているなんて、本当に凄すぎます!

 

中でも、曲の間奏部分では音を逆回転させたようなイメージで作られたところがあり、ミュージック・ビデオの踊りも音楽に合わせて逆再生にしたような振りになっているので、耳と目の両方で楽しめるなど、星野さんのこういった《音楽の細かい世界観作り》は本当に見事ですよね。

 

ミュージック・ビデオと、音楽サイトの配信版ではつなぎ部分の仕様が多少異なるので、聴き比べると新たな発見があるかもしれませんよ。

 

星野さん本人も、この曲についてこう語っています。

星野源としてやってきたこと、もっと言えばSAKEROCKの時からやってきたこと。

そして『YELLOW DANCER』以降、作ってきたイエローミュージックというもの。

すべてを含み、すべてを越え、すべてを壊し、未来に進むパワーを持つ楽曲、そんなものを作りたいと思いました。

 

このことから、「アイデア」という曲が今の星野源の集大成で力の入った作品であること、そして星野源が目指す音楽の新たな進化への原動力になる楽曲なのだと解りました。

 

 

 

「おげんさんといっしょ」

「アイデア」のリリースに合わせるかたちで、同日の2018年8月20日の午後10時、前回放送の第1弾から約1年3ヶ月ぶりに「おげんさんといっしょ」という星野源さん主体の音楽番組がNHKで生放送されました。

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前回の放送も10時50分からという、ゴールデンタイムから外れたオンエア時間であったにもかかわらず、Twitterのコメントが1時間で30万を越えるなど、ものすごい反響があったそうです。

 

《星野源の“ゆる~い”偏愛的音楽&トーク番組》と銘打ってありますが、生放送ならではのライブ感が楽しめたり、また出演者陣が『間違っても良い音楽番組です!よろしくお願いします!』と紹介する当たりに、親近感(お茶の間感?)を持てて素敵だなと思いました。

 

もちろん内容も『歌にトークに』と充実したラインナップだったので、観ていて楽しかったですし、番組を“ゆる~く”進めていたせいで、この充実したラインナップだと最後の方は時間が押してしまっていたため『巻きで(急ぎで)!』と口に出してしまっていたのも、他の音楽番組には無い感じで面白かったです。

 

番組の設定では、

主役でお母さん役の「おげんさん」が星野源さん

 

お父さん」役が女優の高畑充希さん

 

セーラー服を着た14才の長女「隆子(たかしこ)」は、お笑い芸人で俳優業もこなす藤井隆さん(藤井さんは1972生まれなので、あくまでも番組としての設定です。笑)

 

造園業の仕事をしている設定の「次男」役はダンサーや歌手として音楽活動をしている三浦大知さん

 

(ちなみに今回は出演していませんでしたが、第1弾に登場した長男役はY.M.O.のベーシストとして有名な細野晴臣さんです。)

 

番組のマスコットで司会進行を務めるパペットの「ねずみ」は声優の宮野真守さん

 

というなんとも豪華な顔ぶれでした。(あと、みなさん歌がお上手なんですよね!)

 

高畑充希さんはドラマ「過保護のカホコ」の主演、藤井隆さんはドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」に出演と、お二方とも星野さんが主題歌を歌ったドラマからの流れで今回も「おげんさんといっしょ」に出演されたのだろうと推測されます。

 

このとき、『じゃあ、三浦大知さんは何で出てるんだろう?』と疑問に思ったのですが、すぐに解決しました。

 

おげんさんといっしょでは、You Tubeにアップされている「アイデア」のMV(ミュージック・ビデオ)撮影に関する裏側も少し語っています。

 

実は、MVに使われているダンスの振り付けを次男役の三浦大知さんが担当したそうで、そのため今回出演したのだとわかりました。

 

三浦さんが自分以外のアーティストの作品を振り付けするのは初めてとのことで、この「アイデア」がそういった観点から見ても注目度の高い作品だと思いました。(MVのダンスシーンのとき、裏方さんのように少しだけ三浦さんが映っているので是非、探してみてください。笑)


三浦さんが、過去に星野源さんのダンスへ向ける姿勢を目の当たりにしてからリスペクトしているという経緯で交流が始まり、今では焼き肉に行くほどの仲だそうですよ。


曲に振りを付けてもらった星野さん本人や、他の出演者にも三浦さんのダンスは好評で『音の細かい部分まで再現している』『いろんなジャンルを組み合わせた凄いダンス』と絶賛されていました。


三浦さんのダンスの根元にあるのは、アメリカのシンガーソングライターのジャスティン・ティンバーレイクのダンスで、ジャスティンの「ビートではなく音や言葉に合わせた振り付け」のダンスに心揺さぶられたそうです。

 

三浦さんも、そんな風に音楽のグルーヴ(ノリ感)に合わせたダンスを自分なりに模索して表現しています。

 

音楽番組に出演しているのを何回か拝見しましたが、三浦さんは歌いながら踊るアーティストの中でも群を抜いて凄いんですよね!

 

あんなに激しく踊っているのに声がブレないことには驚きを感じます。

 

星野さんが語っていた『ダンスは曲の一部』の表現ができるアーティスト、また星野さんの人柄や、彼の音楽的な世界観などを理解している人物として、今、1番合っているのが三浦さんだったんだなぁ、と思いました。

 

こんな風に、「アイデア」の曲の裏側を知ることができたので、「おげんさんといっしょ」という番組を観ることができて良かったです。

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星野源さん凄すぎます!

上に載せた過去の記事では、『ファンじゃないんだけどね!』と書いていましたが、気が付いたらファンみたいになっていました。(笑)

 

彼の音楽には中毒性がある、星野源さん凄すぎます!

 

そして、これからもあなたの楽曲を楽しみにしています!!

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