ブー先生の音楽教室

学校では教えてくれない、音楽のことを書いています。

ブーの好きな卒業ソング

ご卒業おめでとうございます!ブーです。

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そろそろ、卒業シーズンも終わった頃だと思いますが、今日は「ブーの好きな卒業ソング」を紹介させて下さい。

 

 

「贈る言葉」

フォークグループ「海援隊」の名曲です。(ボーカルの武田鉄也さんが有名)

 

作詞は武田鉄也さん、作曲は千葉和臣さん(海援隊のギタリスト)が担当して、1979年11月1日に発売されました。

 

この曲を聴くと、懐かしく切ない気持ちになります。

 

初めにトークが20秒ほどありますが、若いころの方が歌声が好きなのでこの動画にしました。↓

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元々は、自分の体験をもとに失恋ソングとして書かれた曲でしたが、学園ドラマ「金ハ先生」の主題歌に使われたことから卒業式の定番曲になっています。

 

辛い思いをしている人ほど周りに優しいし、人を疑うことよりも信じていたほうが清々しい。

 

そんな人生の教訓の歌なんだなぁ…。

 

 

 

「卒業写真」

シンガーソングライターの荒井(松任谷)由美さんが作詞作曲をして、1975年に発表されました。

 

色んなアーティストがカバーしている、今でも人気の卒業ソングです。

 

この曲を聴くと、涙が止まりません。

 

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長年、この曲の「あの人・あなた」が指している人物を『男性かな?叱ってくれる人だから先輩なのかな?』と勝手に想像していましたが、実は由美さんの高校生時代に通っていた美術教室の先生(女性)だそうです。

 

当時の由美さんは受験で東京芸大を目指していたので、学校とは別に美術教室に通っていました。

 

先生は熱心な指導をしてくれましたが、受験の結果は「不合格」。

 

そんな彼女に、先生は「来年も受ければいいじゃない。一緒に頑張りましょう!」と言います。

これは、東京芸大が2浪3浪が当たり前で、現役合格するほうが難しいからなんです。

 

由美さんは「はい、頑張ります!」と返事をしました。

 

ですが家族は浪人を許してくれず、彼女はすでに合格通知が来ていた多摩美術大学へと進学するのです。

 

大学生になった由美さんは、ある日、街で先生を見かけます。

 

なのに由美さんは、隠れて声もかけませんでした。

それは「美術教室をやめて、東京芸大もあきらめ、今は美術よりも音楽に傾きはじめていた自分」が、とても後ろめたかったからです。

  

こういった自分の体験や、「先生は私が頑張っていた時代・青春の象徴だから、そのまま変わらないでいて欲しい」という思いが入っているから、人の心に残るんだろうなぁ。

 

 

 

「若者たち-空にまた陽が昇るとき-」

フォークグループ「ザ・ブロードサイド・フォー」の曲です。

 

ドラマ作品「若者たち」の主題歌として1966年に発表されました。 

 

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中学の卒業式の後に、ブーの担任の先生がアカペラで歌ってくれた想い出の曲です。

 

「世の中は厳しいけれど希望に向かって、ゆっくりで良い、つまづいても良いから一生懸命に歩いていきなさい」という先生の気持ちが伝わってきて、とても感動しました。

 

ということを5年後、教育実習で逢ったときに先生本人に言ったところ『ブーが1番前(センター)の席なのに号泣しているもんだから、泣くつもりは無かったのにつられて歌いながら泣いてしまった』という裏話を聞かせてもらえました。(笑)

 

 

 

「学校の校歌」 

もちろん学校によって違うと思います。

 

ですが、校歌ってその学校の土地柄や学校の校訓みたいなものが入っているし、行事のたびに何回も覚えるほど歌いますよね。

 

歌うだけで学校の風景がよみがえりませんか?

 

「学校は丘の上にあって、登校のときは上り坂がキツかったなぁ。4階にあった音楽室からは山と海が見えて良い景色だった。そういえば大きな山茶花の木もあったな…」など、ブーは様々な想い出が浮かんできます。

 

でも、幼稚園から短大までの卒業アルバム5冊がドコに行ったかわからないよ~。

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