ロッキーのテーマ
ようこそ!ブーです。
今日は、アメリカのアクション俳優シルヴェスター・スタローン主演の映画「ロッキー」のテーマ音楽“Gonna Fly Now”を紹介します。
個人的な感想ですが、この曲は四季ごとに聴くとそれぞれに違った印象が出てきます。
『春には闘志を燃やすような力強さ、夏には男らしい暑苦しさ、秋には切なさ、冬には身を切るようなストイックさ』を感じることができる気がするんです。
そして、この曲を聴くだけで何故か『自分も頑張らなきゃ!』という衝動に駆られて胸が熱くなり、自然と涙が出てきます。
聴きながら読んでね↓
映画「ロッキー」
「Rockyロッキー」はボクシングを題材としたアメリカ映画で、初演は1976年にアメリカで、翌年の1977年には日本でも公開されました。
上映時間は119分です。
主演・脚本ともにSylvester Gardenzio Stallone(シルヴェスター・ガーデンツィオ・スタローン、1946年7月6日~)が手がけました。
大ヒット作品のためシリーズ化され、その後の物語を描いた作品を含めると6作品あり、2006年に公開された第6作目「ロッキー・ザ・ファイナル」でシリーズ完結となっています。
主演を務めたスタローンは今でもかなりの肉体美を誇りますが、そうは言っても70歳を超える老齢(おじいちゃん)ですので、続編を実現することが難しくなってきたのでしょう。
Gonna Fly Now(ロッキーのテーマ)
この曲を手がけたのは、アメリカ合衆国出身のイタリア系アメリカ人の作曲家Bill Conti(ビル・コンティ、1942年4月13日~)です。
イタリア系の作曲家だから、こんなに情熱的な作品に仕上がっているのでしょうね。
「ロッキー」シリーズのテーマ音楽を手がける他、数多くの映画・テレビドラマの音楽を作曲しています。
この曲は、出だしからトランペットの華やかなファンファーレで始まり、低音が響いたかと思うとボクシングを表現したような闘志をたぎらせるリズミカルなメロディや、カッコいいギターソロ、そしてコーラスが入ります。
コーラスの歌詞
英語の歌詞が載せられないので、和訳です。↓
己を鍛え上げろ
状況は厳しいが
それでも己を鍛え上げるんだ
もっと強くなるんだ
その時はもうすぐだから
もっと強くなるんだ…
飛び立とう
高みを目指して飛ぶんだ
飛んでいくんだ、どこまでも高く…
とても少ないワードで構成されている歌詞ですが、闘志を燃やす「ロッキー」を表現するには良く合っていますよね。
「ロッキー」には、男の美学を感じる。
生卵を飲むシーンや、サンドバッグの代わりに吊るされたお肉をパンチしている風景、夜が明ける前からのハードな走りこみや、ボクシングジムでの過酷なトレーニング。
三流ボクサーである「ロッキー」が、短い練習期間でチャンピオンから勝たなければいけないという過酷な状況。
話の流れもさることながら、スタローンの人間味溢れる自然な演技がこの映画をより良いものにしています。
やっぱり、がむしゃらに頑張っている人ってカッコいいですよね。
そのストイックさを曲が上手く引き立てているから、人の心に残る名作になるんだなぁ。