フュージョンバンド“カシオペア”の「Domino Line」
ようこそ!ブーです。
今日は、フュージョンバンド“カシオペア (Casiopea)”と大好きな曲の「Domino Line」を紹介します。
よく家族に「新しい曲見つけた!」と報告すると、「それ、相当古い…」とツッコまれますが気にしません。(笑)
クラシック音楽から考えると新しいですし、聴いたことがない曲は新鮮だから新しいと感じてしまうのも仕方が無いですよね?
カシオペア
“カシオペア”は1977年に結成され、1979年にデビューしたフュージョンバンドです。
フュージョンというジャンルは、ジャズをベースにしてロックやラテン、R&Bそして電子音楽などを融合(フューズ)させた音楽のことで、フュージョンバンドはそのジャンルの曲を作曲・演奏します。
その様式を使った日本のフュージョンミュージックは、1990年代以降は全盛期が終わってしまいましたが、現在もいろいろな所でBGMとして使われているので、もしかしたら“カシオペア”の存在を知らなくても楽曲は聴いたことがあるかも知れませんね。
フュージョンが最盛期だった1970年代に結成された“カシオペア”は、日本のフュージョン音楽界では第一線にいたグループでしたが、メンバーの入れ替わりや2006年に活動を休止するなど様々な出来事がありました。
それでも、2012年“CASIOPEA 3rd”(カシオペア・サード)として復活し、今でも活動している数少ないフュージョンバンドです。
バンド名の由来は星座の「カシオペア座(正式にはカシオペヤorカシオペイア)」からきていますが、星座はCassiopeia、バンドはCasiopeaと表記が異なります。
現在のメンバー
カシオペアのメンバーは4人です。
☆リーダーでありギタリストでもある、野呂一生さん。
他のメンバーは変わりましたが、彼が作ったバンドなので唯一のオリジナル・メンバーとして活動しています。
☆ベース担当の鳴瀬喜博さんは、1990年に加入しました。
チョッパー(スラップ、スラッピング)奏法という「弦のはじき方や手で押さえることによって、音色を変えて音を細かく刻むことが出来る」難しい奏法を使います。
☆キーボード担当は大髙清美さん。
楽曲提供や、オルガン奏者として指導などの活動も行なっています。
☆ドラム担当の神保彰さんは、全部の活動に同行するもののサポートメンバーというスタンスです。
バンド活動以外にも、電子ドラム(エレクトリック・ドラム)を演奏することで人気があります。
Domino Line(ドミノ・ライン)
野呂さんの作曲で、“カシオペア”の代表曲の1つです。
ワクワクするドラムのリズムと、ギターテクニックにシビレます。
若い頃の映像なのでメンバーが違いますが、ライブ感満載の良い演奏です。↓
普通はギターがメインだったらあとはサブ(伴奏)に回るところですが、“カシオペア”はグループで活動しているので、それぞれの楽器が所々目立つ瞬間があるのも特徴です。
特にこのヴァージョンの「Domino Line」は、ギターはもちろんの事、ベースとドラムのソロが際立っています。
本来の「Domino Line」はソロパートが無いのでこの演奏は驚きです。
それに、CDでも3分25秒・4分44~46秒・7分21~23秒と大きな差があります。
同じ曲ですがソロ無しです↓
このヴァージョンでは、曲の中間当りで極端にスピードが変わるので「ドミノ倒しでドミノが倒れないかもしれない!」というようなドキドキ感を煽ります。
そこから元のスピードに戻ったときの高揚を感じてもらえると嬉しいです。
なぜ現在ではフュージョンミュージックが流行っていないのだろう?
本当に不思議です。
なんでアイドルや普通のバンドは話題になるのに、フュージョンが全然取り上げられないのでしょう。
「時代が必要としていないからじゃない?」と言われればお終いですが、なぜ必要とされなくなったのか考えてみました。
それはきっと世の中が音楽で溢れていて、聴く人の耳もそれに慣れてしまっているからです。
色んなアーティストが出てきては消える時代ですし、歌が入っていない分だけ不利でもあります。
悲しいですが、時代とはそういうモノなのでしょう。
大好きなフュージョンよ永遠に…!
と願うブーなのでした。